カプセル内視鏡検査は、カプセル型のカメラを飲み込んでいただく検査です。
そのカプセルカメラが、腸の中の写真を撮りながら進んでいきます。
カプセル内視鏡には、小腸用と大腸用があります。
小腸は、通常の胃カメラや、大腸カメラでは、観察できません。
小腸カプセル内視鏡は、原因のわからない下痢、腹痛、血便が見られ、小腸の病気が疑われる方が対象となります。
検査前に下剤を飲む必要もありませんので、比較的簡単な検査です。
前日は、特に食事制限などはありません。
病院で、朝、カプセルを飲んでいただきます。
その後、定期的に、カプセルの進み具合を確認します。
途中は、外出していただいても大丈夫です。
カプセルが、小腸を通りすぎたら、検査終了です。
検査時間は、おおよそ3~5時間です。
これまで、大腸内視鏡検査を受けた時に、痛みが強くて大変だった方もいらっしゃるかと思います。
大腸カプセル内視鏡は、そのような、普通の大腸カメラが行えない患者さんが保険適応となります。
前日は、消化の良い食事をとっていただきます。
また食事の後と寝る前に下剤を飲んでいただきます。
当日は、まずカプセルを飲んでいただきます。
その後は、カプセルの進み具合を確認しながら、適宜下剤を追加していきます。
早い方では、3~5時間程度でカプセルが排泄されます。(非常に時間のかかる方もおられます。)
途中でお帰りいただき、おうちで過ごしていただくこともできます。
カプセルが排泄されたところで、検査終了です。